2014年3月14日金曜日

回路設計

回路設計はEagleでやることにしました。
フリーのdesignsparkのCADも試しましたがauto routeがバカだったので止めました。

Eagleはお金を払わないで使うと回路のサイズに制限があったり、
一層基板しか作れなかったりとかあるのですが、
まぁCNCで削るのは一層だしとりあえずはそれでいいかなということで
Eagleにしました。


そして、回路設計をします。


こんな感じで、









こんな仕上がりになります。

ガーバーデータは普通に作っていけばいいのですが、後の処理のため
若干考慮する点があります。
まずdefaultの線の太さでは心もとないので、少し太めの20mil(0.5mm)に
しました。これはEdit→Netclassesで変更できます。

そして、基板を切り抜いてくれるのですが、そのデータの作り方に留意する点があります。
基板を切る場合、20 Dimension,width=0で線を引けばその通り切り抜いてくれるのですが
その線は必ずloop、閉じた線になっている必要があります。
そして線を書く場合は右回りか左回りに連続して書いて下さい。あっちゃこっちゃ
線を引くととても残念なことになります。





2014年3月13日木曜日

プリント基板(PCB)の切削 序章

さて、アルミ切削が一段落し、少しの間アクリルを削って遊んでいたのですが
ふと思い立ってプリント基板(PCB)を切削することにしました。
最終的に完成したモノはこんな感じです。



















自分が言うのも何ですが良い出来です。
しかしここまで到達するのに幾多の障害があり、
これからやる人が障害にハマらぬように手順を記録することにしました。



さてさて、まず最初の目標としてQFPパッケージ↓に対応した回路を切削することにしました。

















そして、結論から言うと目標は達成しました。
しかし、QFPパッケージの切削は精度を要求するので苦労が多く実りが少ないです
可能であればピッチ変換ボード↓を使うのが良いと思います。
秋月電子HPより











さてさて、所謂ホビイストの電子工作クラスの回路設計では、
辛酸を舐めたQFPパッケージのような微細な加工の登場は少なく大概は精度に余裕のある
回路が多いように思えます。
そういった場面ではCNCでの切削はかなりアドバンテージがあると思うのです。
なぜならその例としてまず、穴をあけてくれること。
そして、薬品を使わずにサクッと回路を作れること。
これはいいです。
もうユニバーサル基板とUEW線にはオサラバできるのです。